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トリックオアトリート

早くも詰まってきた←
ネタはあるのに!

「トリックオアトリート!」

続いて牡丹は町が一望できる丘の上に来ていた。
目の前には白衣で緑色の鱗と褐色の肌の少女がいた。

「…」

少女は一心に絵を描いている。まるで世界を切り取るみたいに。
いつも二人の間に特に会話はない。彼女が絵を描き、自分は近くでごろ寝する。話さなくともそれで世界が成立していた。

「ハロウィンはみんなからお菓子を貰える日なんだヨ。そして、これはウチからだヨ!」

仙人掌のお菓子の中で、自分も好きなフロランタンをそっと彼女の荷物の上に置いた。
そしてそのまま、昼寝に入る。

「おやおや、珍しいお客さんですね。」

聞きなれない声に目を開けると、藤が此方を覗きこんでいた。

「あっ、藤さんダ!トリックオアトリート!」
「なんだいキミは、開口一番でそれかい?」

やれやれという様子で藤は牡丹の隣に腰掛けた。

「お菓子はないから、かわりにその傷を治療してあげましょうか。」
「藤さんのは痛いからやだヨ。」

そう言って藤は、竜舌蘭につけられた縄あとに手を伸ばしたが、牡丹はとっさに距離をおく。

「そんな跡をつけっぱなしでフラフラしてるから、キミが痛みを感じられるとは思わなかったですよ。」
「あれ?馬鹿にされてル?」
「感心しているんですよ。」
「ふーン…」

牡丹はまたごろりと寝転ぶ。

「お菓子がないからイタズラとか言わないんですか?」
「朝からバタバタして疲れたネ。」
「まるで子供ですね。」

藤に反論しようかとも思ったが、とにかく眠かった。
そして、そのまま牡丹は眠りに落ちていった。


カサリと音がして、現実へと引き戻された。
相変わらず、ヘビイチゴは隣で絵を描いている。

腹に微かな重さを感じ目を向けると、一枚の絵と…

「あっ、いちごみるく飴…」

可愛らしく包まれた飴玉が数個一緒に置いてあった。

「こっちの傷薬は藤さんかナ?」

傷薬は置いて、飴玉を一つ口にいれる。うん、甘い。

「よし、続きも頑張るネ!ありがとネ!」

ちなみに藤の傷薬を使ってみたら、あまりの痛さに悶えた。声すら出ない。

「〜〜!!……とりあえず、次に行くヨ…」

出鼻を挫かれた感じがしないでもないが、気合いを入れて次のターゲットに向かうのだった。
貰った絵には、気持ち良さげに眠る牡丹の姿が描かれていた。


霧雨さんからヘビイチゴちゃん、arkさんから藤さんをお借りしました。
なんだかほのぼの。何気にヘビイチゴちゃんと牡丹は歳が近いのです。

まだまだ行きます。



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